自動車雑誌『ベストカー』などを手がける講談社ビーシーは22日、新宿区立江戸川小学校でマラソン教室「ワイナイナと走ろう『ハッピーランニング・イベント』」を開催。五輪メダリストランナーと地元の子供たちが一緒になって同校トラックを駆け回った。
同イベントは、五輪メダリスト(アトランタ・銅、シドニー・銀)でケニア出身アスリート、エリック・ワイナイナと同社スタッフらによる手づくりのマラソン教室で、ワイナイナ著「ハッピーBESTランニング」(同社刊)からスピンアウトした企画だ。
同社ウェブサイトなどで参加募集を行い、当日は同校生徒ら約40人、近隣住民ら約30人など、合計70人以上の人たちが集まった。
ワイナイナ氏は、ストレッチ、ウォーキング、ランニングという流れで一貫して説いていたのが「笑顔」。「楽しく走る、苦しいときこそ力を抜いて笑顔を忘れないで」などとアドバイス。また、「苦しいときは上体が屈みがちになるが、おへそのあたりから引っ張られるイメージで走るといい」などといった独自の指導も。
最後は子どもも大人も自然と足が前に出る感覚で、楽しく夢中になって走っていた様子。
同校校長は「本校は全生徒が79人、区内で最も生徒数が少ない学校で、その半分の生徒が集まったことになる。こういう楽しいイベントは今後も続けていきたい」と話す。
「ハッピーBESTランニング」の編集担当で、『ベストカー』編集部の馬場氏は、「もちろん書籍のPRとしての意味もあるが、今後はクルマ以外の健康やトレーニング、趣味といったカテゴリを幅広く手がけ、その裾野を広げたいという狙いで企画したところもある。今後もクルマだけにとらわれずさまざまな分野に取り組んでいきたい」と語っていた。