大阪府警は18日、酒気帯び状態で乗用車を運転し、対向してきたタクシーに接触する事故を起こしたとして、府警本部・運転免許課で主任職にある61歳の男を道路交通法違反の現行犯で逮捕した。男は前夜に飲酒したことを認めているという。
大阪府警・監察室によると、逮捕された男は18日の午前7時10分ごろ、大阪市東淀川区井高野2丁目(N34.45.32.1/E135.33.0.8)付近の市道で乗用車を運転。対向車線側へ逸脱し、対向車線を順走してきたタクシーと接触する事故を起こした疑いがもたれている。タクシーを運転していた62歳の男性にケガはなかった。
タクシーの運転手が「相手が酒臭い」と申告。通報を受けて駆けつけた淀川署員がアルコール検知を実施したところ、男の呼気からは呼気1リットルあたり0.5ミリグラム超のアルコール分を検出したことから、警察は道交法違反の現行犯で逮捕した。取り調べでは前夜に焼酎のお湯割を5杯程度飲んだことを認めているという。
男は運転免許課で免許証の更新事務を担当。2009年3月に定年退職したが、同4月に再任用されていた。