NKSJホールディングスの日本興亜損害保険の2010年3月期の連結決算は、経常利益が308億8600万円と黒字に転換した。前年同期は30億円の赤字だった。
売上高に当たる経常収益は前年同期比4.8%減の9031億200万円と減収だった。主力の自動車保険が車両の小型化で単価が下落し、減収となったほか、景気低迷の影響で貿易量が減少、海上保険も減収となった。正味収入保険料は前年よりも188億円マイナスの6450億円だった。
有価証券評価損などの改善もあって当期純利益は同40.6%増の140億1800万円と大幅増益となった。