トヨタ紡織は19日、中国四川省成都市にある自動車内装部品を生産する合弁会社の成都豊田紡汽車部件を、成都経済技術開発区へ移転して生産を開始した。
トヨタ自動車が第一汽車との合弁工場を同開発区に移転したため、トヨタ紡織もこれに追随して、トヨタの合弁工場の隣接地に移転した。
トヨタ紡織の生産するシートなどは、重量物で、輸送や在庫にコストがかかるため、自動車生産ラインに隣接する必要がある。新工場はトヨタの工場と同様、将来の増産にも対応できるよう生産能力を増強した。
新工場では、トヨタ『ランドクルーザープラド』、『コースター』向けのシート、ドアトリムなどを生産する。また、プラドのモデルチェンジを機に、新たに天井とフロアカーペットを受注、新工場で生産を開始した。
新工場の敷地面積は8万平方mで建屋面積が2万1700平方m。投資額は約18億円。