高速新幹線の愛称が決定

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東北新幹線E5系「はやぶさ」イメージとシンボルマーク
  • 東北新幹線E5系「はやぶさ」イメージとシンボルマーク

JR東日本は、東北新幹線東京 - 新青森間で営業運転を予定している新型高速新幹線車両「E5」系の愛称やスーパーグリーン車の詳細、および現在工事中の同線八戸 - 新青森間の開業日などを明らかにした。

東北新幹線八戸 - 新青森間(81.8km)の開業日は本年12月4日。E5系が営業を開始する2011年3月までは、「E2」系10両編成による「はやて」が東京 - 新青森間で15往復運転され、同区間を最速3時間20分程度で結ぶ。

また、最高速度300km/hで運転されるE5系の列車愛称は「はやぶさ」に決定。一般から公募した愛称の第1位「はつかり」、第2位「はつね」、第3位「みちのく」に続き第7位の「はやぶさ」を採用したことについて、同社は「スピード感や認知度、わかりやすさなどを考慮しての結果」と話す。

「東京と九州を結ぶ伝統列車として親しまれてきた愛称を採用するということで、JR九州をはじめとする関係各所には事前に使用確認、商標上のチェックなどを経て今回の発表となった」(同社)

乗り物の愛称としての「はやて」「はやぶさ」は、昭和10年代の旧日本陸軍時代にまでさかのぼる。中島飛行機(現富士重工業)などによる一式戦闘機や四式戦闘機の愛称として採用されていた時代を経て、「はやぶさ」はのちにブルートレインの名前で脚光を浴び、そして今回、新幹線の愛称として再び登場することになった。

新E5系「はやぶさ」のシンボルマークは、鳥類の「ハヤブサ」をモチーフとしたメタル調のデザインで、、E5系のもつ先進性・スピード感を表現している。

さらに同社は、“国内新幹線初のファーストクラス”「スーパーグリーン車(仮称)」の正式名称を「グランクラス(GranClass)」とすると発表。今までの鉄道車両にはない、バックシェルタイプの斬新なデザインなどを採用したシートや、上質な客室空間を演出する。

なお、在来線特急については、東北新幹線八戸 - 新青森間の開業によって「スーパー白鳥・白鳥」が函館 - 新青森間の運転体系とすることをJR北海道が発表。JR東日本も、「特急『つがる』などについては未定。これまでの青森 - 弘前間の『つがる』運用は普通列車に代替する予定だ」と話していた。

《レスポンス編集部》

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