ジウジアーロがオイルのパッケージをデザイン

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  • 会見中のジョルジェット・ジウジアーロ会長
  • イタリア南部バーリにあるガスプロム・ネフトの精製工場

伊ジウジアーロ・デザインはこのほど、ロシアのエネルギー会社「ガスプロム・ネフト」の新モーターオイル・ブランド『Gエナジー』のパッケージデザインを手がけた。

ジウジアーロ・デザインは、ジョルジェット・ジウジアーロ率いる「ジウジアーロ・グループ」で、自動車以外のプロダクトデザインを担当している部門。

いっぽうのガスプロム・ネフトは、ロシア最大手のエネルギー企業『ガスプロム』の子会社。同社は昨2009年、イタリア南部バーリに年産3万tの潤滑油精製工場を建設しており、Gエナジーもそこで精製される。

Gエナジーシリーズは、10年中にロシアおよびヨーロッパで40種類以上のラインナップを準備し、発売することを予定している。イタリア市場ではシェア10%を目指す。同時に、メーカーの純正採用獲得も目標にしている。

そのように期待のかかった製品開発にあたり、ガスプロム・ネフトはジウジアーロの力を動員したかたちだ。ジウジアーロ・デザインは、パッケージのデザインのみならず、ラベルのデザインやブランド構築も手がけた。4月に行なわれた発表会で、ジョルジェット・ジウジアーロ会長は「私たちのすべての能力が求められる困難な仕事だった。商品は企業の顔だから」とコメントしている。

製品化されたパッケージは、1リットル用と4リットル用の2種類。ガスプロム・ネフトのアレクサンダー・デュコフ代表は「ガレージの中に置いておいて、観賞に値する」とその仕上がりに胸を張る。

このロシア系新規参入ブランドが、ジウジアーロのモダーンなパッケージとブランド構築で、どこまで欧州市場で勢力を拡大できるか、注目に値する。

《Mari OYA》

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