パイオニアは6日、国内市販カーナビゲーションとして初の機能となる「エコ・ルート探索」を搭載したハイエンドカーナビゲーション『サイバーナビ』の新商品3機種を5月下旬から発売すると発表した。
エコ・ルート探索機能は、カーナビ本体だけで、車ごとの燃料消費量の少ないルートを探索し案内する業界初の機能。車の排気量と重量、幅、高さ、速度情報から燃料消費量を推定する独自技術をスマートループ渋滞情報や渋滞予測機能と連携、より燃料消費量の少ないルートを探索して情報を提供する。
また、走行中に燃費を推定し、過去の平均値と比較したエコ指数、CO2削減量や推定燃料費などを数値やグラフィックで表示したり、燃料消費量の変化に応じてイルミネーションの色が変わる「エコ・イルミネーションカラー設定」など、運転しながらエコ運転の度合いを確認できる機能も搭載する。
地上デジタル放送などで映像に明暗が混在するシーンでも、部分ごとにコントラストの自動調整を行う「アドバンスド・アクティブコントラスト」機能も搭載し、色とびの少ない鮮明な画像を表示する。
さらに、複数地点の登録を可能とし、携帯電話とカーナビの連携機能を拡張した「フォトリモ@ナビVer.1.1」に対応した。複数の立ち寄り地点を含むルートを一度に設定することができるため、携帯のウェブサイトで得たドライブ情報をカーナビゲーションに自動送信して、ルート探索することができる。
高音質で多くの楽曲を楽しめるミュージックサーバーを活用した、無料の新ウェブサービス「スマートループ ミュージックレポート」にも対応。発売から3年分の各種ダウンロードバージョンアップサービスを無料で提供する。
このほか、約70万kmの全道路を対象にした「スマートループ渋滞情報」を基にルート探索を行うため、より質の高いルート探索を行うことができる。
価格は、1D+1Dメインユニットタイプの「AVIC-VH9990」が32万5500円、2Dメインユニットタイプの「AVIC-ZH 9990」が30万4500円、1Dユニットタイプの「AVIC-H 9990」が18万9000円。