北京モーターショー、フォードブースのメインステージにお目見えしたのは、エコロジー重視の時代にふさわしいコンパクトカーのありようを示すコンセプトモデル『start(スタート)』だ。
「フォードにとって中国はきわめて重要なマーケット。フォードの未来のコンパクトカー、スタートを中国でまず発表できることはとても喜ばしい」
フォード副社長でデザイン&チーフクリエイティブオフィサーのJ. メイズ氏は語った。
「3気筒1リットルエンジンを搭載し、(CO2排出量)アンダー100グラム/kmを実現しながら、ドライビングの楽しさにあふれている。初めてクルマを買うユーザーにとても良いモデルになる」(メイズ氏)
会場ではコンパクトカーの楽しみの一つであるカラーバリエーションを色相環のように並べたり、車内のアミューズメント体験コーナーを設けたりと、エントリーユーザーが多く、またIT慣れしている若年層ユーザーへの訴求に照準を定めている。