三菱とPSA、ロシア合弁工場の竣工式

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三菱自動車とPSAプジョー・シトロエンは、ロシアの合弁工場の竣工式を実施した。

新工場ではプジョー『308』をSKD(セミノックダウン)で生産開始し、今後、シトロエン『C4』や三菱の『アウトランダー』、プジョー『4007』、シトロエン『Cクロッサー』を生産していく。

式典には、ロシアのポルタフチェンコ中央連邦管区大統領全権代表、工場のあるカルーガ州のアナトリー・アルタモノフ知事や関係各社代表者らが出席した。

工場は2012年に本格的な車両組み立てに移行し、生産能力は年間12万5000台となる予定。プジョーブランド、シトロエンブランドの中型乗用車を年産8万5000台、三菱ブランド、プジョーブランド、シトロエンブランドの中型SUVを年産4万台を計画。

PSAのフィリップ・バラン会長は「新工場の生産開始は、PSAがロシア自動車市場の今後の成長を確信していると共に、ロシアでの長期的なプレゼンスを高めるもの」とコメント。三菱自の西岡喬会長は「ロシアは、当社が将来持続的に成長するための鍵を握る極めて重要な市場。今回の現地生産事業の立ち上げは、中長期的にロシア事業を発展させることのできる大きな礎となる」としている。

PSAと三菱自動車は、資本提携交渉は決裂したものの、電気自動車のOEM供給や今回のロシアでの合弁生産などは継続していくことで合意している。

《レスポンス編集部》

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