MM総研は、2009年度(09年4月 - 10年3月)の国内携帯電話出荷状況を調査した。それによると総出荷台数は前年度比4.0%減の3444万台となり、2年連続マイナスとなった。
メーカー別出荷台数シェアはシャープが05年度以降、5年連続でトップの地位を守った。出荷台数は903万台、同9.5%増でシェアは26.2%だった。2位は前年同様パナソニックモバイルコミュニケーションズで520万台、同18.5%減だった。
3位は富士通で前年度の4位からワンランクアップした。富士通は下期だけだと2位となった。4位はNECでワンランクダウンした。5位は前年度7位だった京セラ、6位がソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズだった。
同社では、今後はスマートフォン市場の拡大やローエンド端末のバリエーション強化による価格重視ユーザー層の買い替え需要喚起が見込まれるため、買い替えサイクルの長期化は進むものの、その傾向はより緩やかなものになると分析する。今後の携帯電話出荷台数では10年度が10万台、11年度3520万台、12年度3560万台と、10年度を底に回復すると予測する。