ホンダは5月13日から発売するガスパワー発電機『エネポEU9iGB』のさまざまな活用スタイルを提案。エネポのひとつの魅力である「静かさ」を、もと「大事マンブラザーズバンド」ヴォーカルでミュージシャン・立川俊之さんが語った。
「僕もアマチュア時代に原宿のホコ天(歩行者天国)の路上でライブをやるとなると、うるさくて重い発電機を持って行って演奏したという懐かしい記憶がある。当時の発電機は本当にうるさくて、演奏している音よりも大きかったりする(笑)。でもこれは静か」
ホンダが15日に東京「船の科学館」で開催した汎用製品体験会で、ホンダ汎用製品応援ソング「DAY BY DAY」を生ライブバージョンで歌った立川さんは、その静かさと安定したパワーを絶賛。一台のエネポが、立川さんのエレアコ、アンプ、ミキサーなどの電力をまかなっていた。
エネポ1台の定格出力は900VA。ホンダの調べによると、同出力でガソリン版の『EU9i』の所有者(2008年)は、家庭用が42%、業務用が58%という割合。
本田技術研究所・汎用R&Dセンターの飯田道博氏は、「ガスボンベタイプで家庭向けユーザーの需要を掘り起こしたい」と意気込む。
路上ライブ派、屋外パフォーマンス系などには静かな発電機として注目を集めそうだが、くれぐれも注意していただきたいのは、高濃度の一酸化炭素を排出するので屋内使用厳禁という点。「スタジオやジム、テントのなかなどでは絶対に使用しないで」と関係者は話していた。