気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2010年4月7日付
●GW今年も大渋滞、1000円高速で最長50km予測(読売・1面)
●回復トヨタに冷や水15億円制裁訴訟に影響の恐れ(読売・9面)
●富士通元社長、提訴へ、辞任問題現経営陣を追及(朝日・1面)
●ハイブリッド1割超え、09年度国内新車販売、軽は苦戦減税逆風(朝日・11面)
●日産・ルノー・ダイムラー提携、小型・環境車開発に重点(朝日・11面)
●韓国でも1.3万台トヨタリコール(朝日・11面)
●もっと知りたい:交通死減り続けるわけは?(朝日・33面)
●インフラM&A積極的に、日立・中西社長就任会見(毎日・7面)
●トヨタ2年連続減配へ、リコール続発が影響(産経・11面)
●官僚にも「カイゼン」トヨタ出身・直嶋経産相、新人事評価導入へ(東京・9面)
●三菱ふそう・ダイムラー、ハイブリッド部品共通化、トラックと乗用車コスト半減、日野はトヨタと(日経・1面)
●ポーランド工場増強、ブリヂストン、130億円投資(日経・11面)
ひとくちコメント
3週間後に迫った今年のゴールデンウイーク(GW)。長期の休みが取りやすい曜日配列に加え、為替が95円前後の円高水準で安定していることから、JTBによると、GW期間中に日本を脱出する海外旅行者数が、3年ぶりに50万人を超えるという。一方、国内旅行も乗用車が対象の休日特別割引を活用したドライブ旅行が大きく増えそうだとみている。
こうした中でドライバーの悩みは高速道路などの交通渋滞だ。きょうの各紙も「最後の1000円高速GW、今年も大渋滞」などと取り上げているが、高速道路各社がまとめた今年のGW期間(4月28日から5月9日)中の高速道路渋滞予測によると、下り線で1 - 3日、上り線では3 - 4日が10km以上の渋滞のピークに達するという。
下り線では2日19時00分頃、関越道・花園インターチェンジ付近を先頭に50km、上り線では、3日と4日のいずれも19時00分頃、東名高速・大和トンネル付近を先頭に45kmの渋滞が予想されているそうだ。
1000円高速が適用されるのは、29 - 5日と8 - 9日。高速道路の一部無料化を含めた新たな料金体系は6月から実施されるが、「休日1000円乗り放題」や「夜間割引」といった現行の割引制度は廃止される。マイカー族の「走る楽しさ」も様変わりする。