いすゞ自動車は、次世代小型ピックアップトラックの開発主体を日本からタイに移管すると発表した。
いすゞはタイで、1966年に商用車の組立会社である泰国いすゞ自動車(IMCT)を設立し、ピックアップトラックのマザー工場として位置づけ、その後、エンジン工場、鍛造工場、プレス工場などを設立し、機能を拡充してきた。
これまで次世代ピックアップトラックの開発は日本主体で進めてきたが、4月1日のIMCT新体制への移行を機に、小型ピックアップ最大の市場であるタイに開発主体とそれに必要な商品開発成果を移管する。商品開発の意思決定を現地で行うことで、よりスピーディーに市場ニーズに適した商品の開発を目指す。
今後、IMCTを小型ピックアップトラックの組立に加え、開発の主体を持たせることで次世代ピックアップトラックの開発をタイ国内で完結できるレベルまで高め、開発から商品投入にまでの意思決定の迅速化を図る。これによって競争力のあるピックアップトラックを市場に投入していく方針だ。