川崎重工業は25日、四国電力やコスモ石油などが出資する坂出LNG向けLNG基地を完成し、引き渡した。
LNG基地は四国初の大型LNG基地で、川崎重工としては初めて土木建築から機電設備までの工事一式をフルターンキーで受注・施工した。
基地は、地上式LNGタンクとしては国内最大級となる18万キロリットルの地上プレストレストコンクリート式LNGタンクを持つ。
坂出LNGは3月25日、基地の営業運転を開始し、四国電力坂出発電所に天然ガス供給を開始した。坂出発電所では、天然ガスに燃料転換した4号機(ボイラー発電設備)に供給するほか、今年8月からは1号機(ガスタービン発電設備)へも供給する。