日本ガイシは25日、約100億円を投じて自動車排ガス浄化用セラミックスを生産する工場を石川県能美市に新設すると発表した。
ガソリン車やディーゼル車の排ガス浄化装置である自動車排ガス浄化用セラミックスは、世界的な自動車排ガス規制の強化に伴い需要が中長期的に拡大する見通し。
同社は1976年に本社工場で自動車排ガス浄化用セラミックスを生産して以来、日本を含む8か国の生産拠点から自動車メーカーに供給している。新工場は、新技術の開発と新製品の量産立ち上げを担う、グローバルな生産体制の中心と位置づけている。
新設する石川工場は、石川県能美市新工業団地に建設する。敷地面積は10万9100平方mで、自動車用排ガス浄化用触媒担体「ハニセラム」を生産する。操業開始は2011年7月からで、生産能力は年間800万個。