フィアット・グループ・オートモービルズ・ジャパンは、アルファロメオのコンパクトモデル『MiTo』(ミト)に6速乾式デュアルクラッチ機構の次世代オートマチックトランスミッション「Alfa TCT」搭載モデルの先行予約を3月27日から受け付ける。今回先行予約を開始するのは総排気量1368cc、直列4気筒16バルブ「マルチエア・エンジン」に、6速乾式デュアルクラッチトランスミッションのAlfa TCT、アイドリングストップ機能「スタート&ストップ」を搭載したモデル。Alfa TCTは「アルファ・ツイン・クラッチ・テクノロジー」の略で、フィアット・パワートレイン・テクノロジーズ社が設計・開発した。Alfa TCTは二重構造のインプットシャフトに乾式クラッチディスクをそれぞれ備えており、インプットシャフトに伝えられた動力はアウトプットシャフトに伝達される。アウトプットシャフトは2本備えており、1速から6速まで配置するため、2系統の動力伝達経路を2つのクラッチにより選択することで、変速時に現在のギア接続を切り離し、次のギア接続を選ぶステップを排除、変速時に駆動力が途切れることがない。乾式にすることで湿式よりトランスミッションを軽量・小型化した。また、導入するモデルは、乗車定員を5人とした6:4分割可倒式リアシートや、電動格納式ドアミラーの採用により、使いやすさも向上した。価格は「スプリント」が288万円、「コンペティツィオーネ」が305万円。今回の先行予約分は、7月から順次納車を開始する予定。
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