アイスバーンでスリップ、標識柱に突っ込む(訂正いたしました)

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ゆるいカーブの出口に案内標識柱が立っている。
  • ゆるいカーブの出口に案内標識柱が立っている。
  • 標識柱には事故後、黄色と黒の警戒色の太いプロテクターが国土交通省によって巻かれた。この状態ならば、後席への被害はかなり軽減されていたはずだ。
  • 犠牲者まで出した事故を教訓として、標識柱を移動することが望まれている。
  • カーブの手前であるにもかかわらず、道路から数メートル奥に配置されており、安全への配慮がなされている。
  • 事故が起きた2010年3月21日の北海道後 志地方は暴風雪・波浪警報が出るほどの悪天候でアイスバーン状態の路面だった。
  • アイスバーンのカーブを走行中のRV車が、暴風による横風を受けてコントロールを失った可能性も指摘されている。
  • 泊村が運営するアイスセンターは、屋内リンクを安く借りることができるため札幌から100km以上の道のりを部員どうし自家用車に乗りあわせて練習に使っていた。何回も通い慣れた道だったが、3月後半にもかかわらず突然戻った冬の嵐が思わぬ事故を引き起こした。
  • 救助隊は後席で多重性ショックにより即死状態だったふたりを車両から救出し、岩内協会病院に運んだ。

21日夜、北海道共和町内の国道229号を走行していた乗用車が路外に逸脱。道路左側の案内標識柱に衝突する事故が起きた。5名乗車のRV車は大破し後席の2人が死亡。運転者を含む3人が軽傷を負っている。

現場は片側1車線で、クルマの進行方向に緩やかな右カーブ。路面は一部がアイスバーンとなっていた。警察ではクルマが凍結路面でハンドルを取 られ、コントロール不能のまま柱に突っ込んだものとみている。

北海道警・岩内署によると、事故が起きたのは21日の午後8時15分ごろ。共和町宮丘付近の国道 229号を走行していた乗用車が路外へ逸脱。道路左側に立つ案内標識柱に衝突した。

クルマは右リアドア付近から標識柱にぶつかり大破。後部右座席に着座していた19歳の女性および後部中央座席に着座していた20歳の男性は、ともに外傷性ショックにより死亡した。運転していた札幌市中央区内に在住する22歳の男性と、助手席に同乗していた24歳の男性と、後部左座席に同乗していた20歳の男性が打撲などの軽傷を負っている。

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3月24日掲載の北海道共和町国道229号でおきました記事中、死亡した2名がシートベルト未着用という部分において事実誤認がございました。ご遺族の指摘により、再度、北海道警・岩内署に確認しましたところ、後部中央座席に着座していた20歳の男性は岩内消防の救助隊により、着用していたシートベルトを切断されて救助されていることが確認できました。

また、事故が起きた2010年3月21日の北海道後志地方は暴風雪・波浪警報が出るほどの悪天候のなか、クルマは緩やかな右カーブでリアが外側に流され、22歳のドライバーはスピンを避けるためにハンドルを左に切ったとされます。しかしそのままクルマはコントロール不能に、右リアドア付近から標識柱にぶつかり大破しました。

死亡した2名は、右前方向から激しくぶつかった標識柱とともに車内にめり込んだドアによって全身強打しました。そして、激しく損傷した車内から両名とも着座位置のまま、救出されています。

ここに、事故の当事者およびご遺族に対し、事実誤認記事によりご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫びして訂正いたします。

レスポンス編集部 編集長 三浦和也

《石田真一》

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