20日夕方、山梨県甲府市内の県道を走行していた2人乗りの原付バイクが対向車線側へ逸脱。対向車線を順走していた軽ワゴン車が正面衝突した。バイクは転倒し、15歳の少年が死亡。別の15歳少年も骨折などの重傷を負っている。
山梨県警・甲府署によると、事故が起きたのは20日の午後6時35分ごろ。甲府市徳行3丁目(N35.38.46.5/E138.32.42.0)付近の県道を走行していた2人乗りの原付バイクが対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきた軽ワゴン車と正面衝突した。
バイクは転倒。乗っていた少年2人は路上に投げ出され、このうち1人が全身強打でまもなく死亡。もう1人も骨盤骨折などの重傷を負った。後の調べで2人とも甲斐市内に在住する15歳の少年と判明している。軽ワゴン車を運転していた南アルプス市内に在住する67歳の男性にケガはなかった。
現場は片側2車線の直線区間。警察ではバイクが前走車を追い抜こうとした際に誤って逸脱したものとみて調べを進めるとともに、運転者の特定を急ぐ方針だ。死亡した2人は今月10日に中学校を卒業したばかりだったという。