トヨタ タンドラ、築いた信頼感が---?

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米国トヨタの主力車種のひとつであるピックアップの『タンドラ』に、これまで築いた市場での信頼感に不安が生じるかもしれない。「一連のリコール問題に絡み」、「タンドラのビジネスを再検討する必要がある」と『デトロイト・フリーポスト』紙10日版が報じている。

タンドラは、最近のJDパワーのリサーチでも評価されているように、その高効率性や故障の少なさなどから、米国市場において成功を納めてきた。現在タンドラは米国のトヨタ販売車両の中でも重要な位置を占め、「そのシェア確立のために45億ドル以上という多額を投資し、米国のピックアップ市場の一角を占めることに成功した」(同紙)。

しかし大型ピックアップの経験がなかった日本メーカーにとっては、「その開発費や初期投資額も大きく、更に今回のリコール問題で莫大な出費が見込まれる」ことから、「タンドラ販売のビジネスを再検討する」可能性を同紙では指摘している。

最近の販売台数実績では、全トヨタ車の動向に対しては若干下回っているが、いまだトヨタ車ベスト10にはコンスタントにランクインしている。タンドラの販売減少がタンドラ固有の理由によるものか、セグメント全体の傾向によるものかは不明だ。

トヨタの広報はタンドラ販売について「個別の記事に対してのコメントは差し控えたい」としている。

《NYCOARA, Inc. 田中秀憲》

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