米下院のエネルギーと商取引の委員会はさる11日、公聴会を開会したこの公聴会は、トヨタに対して公聴会が行われた後、米国側の監視体制などが不十分であったことを指摘されての開催。
トヨタへの公聴会と違い、議員や関連団体の役員だけではなく、自動車産業界の技術に明るい専門家や一般消費者の代表なども召喚されて開催されている。
『ニューヨーク・タイムス』11日付けは、この公聴会の中で「ブレーキがアクセルに優先する装置=ブレーキ・オーバーライド・システムの義務付けなどについて議論がかわされた」と伝えた。
NHTSAのデイビッド・ストリックランド局長らは「一連の問題の中で過去のトヨタへの指導に怠慢があったと指摘されたことから、将来におけるNHTSAの実権の強化や独自に制裁金を貸せる権限の追加などを提言」した。
また、米国自動車工業会協会のディビッド・マッカーディ委員長は「ブレーキ・オーバーライドシステムの義務化に言及。ストリックランド局長もこれに同意」したと伝えている。