東京・上野公園の国立科学博物館では13日より「大哺乳類展 - 陸のなかまたち」を開催する。哺乳類の化石、はく製、骨格など標本約280点を一挙に公開。哺乳類の進化、体の仕組みや生活を、さまざま視点から紹介する。国連は 2010年を国際生物多様性年に制定し、地球上の生物の多様性を守っていくよう呼びかけている。「大哺乳類展」は、「陸」と「海」をテーマにした連続した展覧会で、科学博物館所蔵の標本を中心に展示し、哺乳類の不思議な世界とその多様性を紹介する。13日から始まる「陸のなかまたち」では、陸上の哺乳類の多様な生活や体の仕組みを、国立科学博物館のヨシモトコレクションや、生誕150周年を迎えるE. T. シートンの資料などを展示して解説する。展示の狙いについて、監修にあたった科学博物館動物研究部の川田伸一郎研究員は「“大型哺乳類・展”ではなく、“大・哺乳類展”です。小さい哺乳類までたくさんいます。大量の展示物を見ることによって感動してください」と述べる。さらに「動物園では生きた動物の動きを見ることができます。いっぽう今回の展示は標本なので、細かいところまで間近にじっくりと見ることができます。骨まで見えます」と、見どころを解説する。大哺乳類展 - 陸のなかまたち●開催期間:3月13日(土)- 6月13日(日)休館日:毎週月曜日ただし3月22日、29日、5月3日は開館●会場:国立科学博物館特別展会場東京・上野公園●主催国立科学博物館朝日新聞社TBS特別協賛:フォルクスワーゲングループジャパンみどころ1:世界中の哺乳類が大集合2:2010年は、「国際生物多様性年」です3:代自然が生み出した奇跡のアート4:化石好きも集まれ!5:シートン、ヨシモト、星野道夫6:動物たちと出会う技、教えます「大哺乳類展 - 海のなかまたち」は7月10日から9月26日まで開催予定。2つを見れば地球上の哺乳類の多様性がわかる。