パナソニック、タッチパネルを採用した動画対応ミラーレス一眼「G2」を発表

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別売のストラップを取り付けたDMC-G2。見た目はG1とほとんど変わらないが、シャッターボタンの近くに動画専用ボタンと「iA」ボタンが新設された。
  • 別売のストラップを取り付けたDMC-G2。見た目はG1とほとんど変わらないが、シャッターボタンの近くに動画専用ボタンと「iA」ボタンが新設された。
  • DMC-G2発表会の様子。開発担当者がタッチパネルによる便利さを具体的な操作をしながら紹介した。
  • モデルがデジタル一眼カメラ・DMC-G2を持ってステージ上に登場。今回の発表会でタレントの登場はなかった。
  • 新色のコンフォートブルー。端正なカラーリングで見た感じはなかなかイイ感じ。レッドに続くヒットになるかも。
  • DMC-G2同梱専用の「LUMIX G VARIO 14-42mm / F3.5-F5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」。マウントがプラスチック化されているのがわかる。
  • DMC-G2の天面。「iA」ボタンがモードダイヤルから専用ボタンとして独立。どのモードでもフルオート撮影に切り替えられるようになった。
  • 各種調整に使うダイヤルや、「Q.MENU」が新設されている。右側の黄色表示のアイコンが「タッチでシャッター」モードでは触れた位置にピントが合ってシャッターが切れる。
  • 会場では「追っかけフォーカス」や「タッチでシャッター」モードが試せるように、ベリーダンスの実写体験コーナーも用意していた。

3月9日、東京・お台場にあるパナソニックセンターでDMC-G1の後継機『DMC-G2』の発表会が開催された。

すでに海外で発表されているものの、新たな動画対応デジタル一眼カメラの登場に大勢の報道陣が集まった。発表されたG2は新色のコンフォートブルーを加え、コンフォートレッド、コンフォートブラックの3色。

発表されたG2を手にすると想像以上に軽い! ボディ本体の重量は371gと、従来のG1に比べて14gほど軽量化され、さらに組み合わせる新レンズ「LUMIX G VARIO 14-42mm / F3.5-F5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」はマウント部分をプラスチック化することで165gを実現。これによって、デジタル一眼カメラとしては世界最小・最軽量を実現している。発売はゴールデンウィーク直前、4月28日を予定している。

G2が最大のウリとしているのは、デジタル一眼カメラ初となるタッチパネル機能を搭載したことだ。タッチした場所にピントを合わせることができたり、タッチ操作でシャッターを切ることも可能。肝心な部分にピントが合っていない場合でも、合わせたい場所にタッチすればいいのだ。ただ、モニター上に触れるときは片手でホールドすることになるのでブレにはちょっと不安……。それでも一連の動作はきわめてスムーズでとても気持ちがいい。モニターのバリアングル式はG1と基本と同じ。撮影時のアングル自由度はかなり高いと言っていいだろう。

動画に対しては1280×720のAVCHD Liteで記録。画質レベルはGF1と基本的に同じで、音声もモノラル。この辺は物足りなさを感じるかもしれない。それでも、静止画と同じように動画撮影中でもタッチした被写体にピントを合わせられ、被写体が動いても「追っかけフォーカス」でずっとピントを合わせ続けられる。会場ではそのメリットが体感できるよう、ベリーダンスのコーナーを用意。動画ボタンは、ワンプッシュでどのモードからでも動画撮影に入れるのも使いやすかった。この辺はGH1で培ったノウハウが活きている。

価格は標準ズーム付きで9万円前後。GF1が実質7万円を切っている状況の中で、順当な値付けではある。小型軽量ボディに使いやすい操作系。DMC-G2はコンデジからのユーザー取り込みに大きな力を発揮しそうだ。なお、海外で発表された廉価版のDMC-G10は、日本国内での発売は行われない見込みだ。

《会田肇》

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