5日夕方、大阪府枚方市内の国道1号で信号待ちをしていた大型トラック2台に対し、その間をすり抜けようとした軽ワゴン車が接触する事故が起きた。クルマはそのまま逃走。逃走中に12台とのクルマを接触や衝突を繰り返した。警察は23歳の男を逮捕している。
大阪府警・枚方署によると、事故が起きたのは5日の午後4時5分ごろ。枚方市北山1丁目(N34.50.9.7/E135.41.57.4)付近の国道1号で、第1車線と第2車線で信号待ちをしていた大型トラック2台の間を、後ろから進行してきた軽ワゴン車が接触しながらすり抜けた。
約5分後、クルマは2kmほど離れた枚方市出屋敷西町2丁目(N34.49.13.4/E135.41.0.8)で信号待ちをしていた大型トラックに追突して大破。後の調べで約2kmを走り抜ける間に11台のクルマと接触を繰り返していたことが判明している。
追突車を運転していた京都府京都市伏見区内に在住する23歳の男は意識を失った状態だったため、近くの病院に収容されたが、睡眠導入剤の過剰服用だったことが後に判明。警察は6日未明の退院を待ち、男を道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。事故による負傷者は無く、男のクルマに同乗していた生後8か月の長男も無事だった。
現場は片側2車線。調べに対して男は「家庭内のトラブルでむしゃくしゃして自暴自棄になった」などと供述しているという。