欧州日産は4日、2月の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は3万5502台で、前年同月比は4%増。5か月連続の前年実績超えを達成した。
市場別では、イタリアが前年同月比31%増の5571台とトップ。ドイツが73%増の4909台、スペインが52%増の4299台でこれに続いた。ロシアは51%減の3907台と落ち込んだが、フランスは26%増の3153台と増加。しかし、サンダーランド工場のある英国は、7%減の2432台と減少に転じた。
車種別では、『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)が、前年同月比6%増の1万3816台と、相変わらずの人気をキープ。モデル末期の『マイクラ』も44%増の5964台、『ノート』も25%増の3933台と売れている。09年に新発売した入門車の『ピクソ』は、3309台と着実な支持を集めた。
欧州日産のBernard Loire販売担当副社長は、「2月の市場シェアは2.9%を確保。主力車種に対する顧客の需要は根強い」と好調さをアピールしている。