ルノー『ルーテシア・ルノースポール』(ルーテシアRS)がデビューしたあたりから、ルノースポールの中で若干の変化が起きてきているとルノージャポン広報室、佐藤渉さんはいう。
「ここ最近は、ルノースポールの中でよりクルマを細かく区切って作るようになってきています。例えばルーテシアだと、スポールのシャシーとカップシャシーがあるように。そして、実はGT(例えば『トゥインゴGT』など)もかなりルノースポールの手が入っていて、将来的にはGTもルノー・スポールの範疇に入れて行くようになると思います」という。
「つまり、これまでは(1銘柄に)1車種しかなかったので、公道で楽しめるクルマをそのままサーキットに持って行って、という具合に1車種で広い範囲をカバーしなければなりませんでした。これからは複数の車種それぞれに、もっと細かくピンポイントで、用途別に出せる方向となり、ルノースポールとしてもやりやすくなったと思います」
「本当は1台でカバーできればいいのかもしれませんが、(実際には)そうすると平均的な性格になりがちです。そういった性格は通常のカタログモデルに任せればいいという考え方が出来て来たのでしょう」と今後のルノースポールモデルの方向性を語った。