日産車体、湘南工場再編---第1地区の閉鎖を撤回

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日産車体は、主要生産拠点である湘南工場について、工場第1地区と第2地区の生産体制を再編する。生産の効率化を図るのが狙い。

同社は、2月に100%出資の生産子会社である日産車体九州の新工場が本格稼働を開始したのに伴って、湘南工場第1地区で生産している4車種のうち、3車種を2010年度中に順次第2地区に移管する。今回、多車種混流生産を最大限に活かして、生産ラインの集約により湘南工場を効率的に運営する。

具体的には、今年5月から移管工事を始め、同工場第1地区で生産している日産『パトロール』の車体工程を、今年末までに『ウイングロード/AD』の車体・塗装・組立工程を11年年初までに、それぞれ第2地区に移管、集約する。

同社は福岡県京都郡苅田町の日産自動車九州工場内に、日産車体九州の新工場を建設する計画の公表時、九州新工場の稼働に伴い、湘南工場第1地区で生産している車種を第2地区に集約し、第1地区を閉鎖する予定としていた。

しかし、新たな投資を抑えるため、当面第1地区の閉鎖を延期し、樹脂工場、プレス工場と、『ピックアップ』は、10年度以降も同工場第1地区で生産を継続し、本社機能も第1地区に残すことにした。

同社は今後、日産車体九州の新工場で、10年度末までに4車種を順次生産する計画。湘南工場の効率化、再編については、新工場で4車種を本格的に生産する11年度以降、経済動向、自動車市場の状況を勘案して判断する。

《レスポンス編集部》

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