日鉱金属、三井金属鉱業が共同出資する銅事業会社パンパシフィック・カッパー(PPC)は、チリ国のカセロネス銅・モリブデン鉱床開発プロジェクトについて、開発への移行を決定した。
2006年5月の権益取得以降、鉱量確認探鉱、選鉱試験等に基づく経済性評価を実施してきた結果、開発は充分な経済性が見込まれると判断、チリ国第3州環境委員会による環境認可が採択されたため。
プロジェクトには、三井物産が25%の出資比率で参加する予定。
生産する銅精鉱はPPCグループの製錬所に供給し、これによってグループの自山鉱比率は20%弱から約50%に向上する見通し。製錬原料を安定調達する。