ニチリンが発表した2009年12月期の連結決算は、営業損益が7億0100万円の赤字に転落した。前年同期は9億1900万円の黒字だった。
売上高は前年同期比27.0%減の279億9000万円と大幅減収となった。自動車メーカーの減産で受注の低迷が響いた。
損益では、受注回復の遅れや円高による為替差損の影響で経常損益は5億5000万円の赤字だった。最終損益は12億1600万円の赤字だった。
今期の業績見通しは売上高が同14.3%増の320億円、営業利益が8億円、経常利益が7億円、最終利益が3億5000万円と黒字転換する見通し。