独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は16日、ペルー共和国エネルギー鉱山省のガラ鉱山次官と、同国での鉱物資源の探査・開発など鉱業分野での関係強化を図る包括的な内容の覚書に署名したと発表した。
レアメタルの重要な産出国でもあるペルーは、日本の亜鉛や銅の鉱石輸入量に占める比率でもそれぞれ1位、2位を占めており、日本にとって重要な資源産出国。
今回の覚書では、今後も、ペルーで持続可能な鉱物資源開発と、良好な投資環境の継続に向け、エネルギー鉱山省とJOGMECが関係を強化するため締結したもの。
具体的にはJOGMECはペルーで日本企業の探鉱開発活動を支援する一方、鉱害防止対策への協力として、エネルギー鉱山省への鉱害政策アドバイザーの派遣、同省鉱害防止担当職員の技術研修を行う。ペルーのエネルギー鉱山省は所有する技術、地質、鉱物資源、環境などの情報を日本企業に提供することで、日本からの鉱業投資の促進政策を継続するとしている。