日産車体が発表した2009年4 - 12月期(第3四半期累計)の連結決算は、営業利益が前年同期比9.1%減の196億8000万円と小幅な減益にとどまった。
日産自動車からの受託生産車で、2009年5月に発売した『NV200バネット』や『セレナ』が増加したものの、輸出向けピックアップや『パトロール』の減少などで、売上台数は同24.1%減の17万819台となった。このため、売上高は同22.9%減の2955億2900万円と大幅な減収となった。
収益では、売上げ減少の影響や子会社開業準備費用の増加などで経常利益は同17.9%減の173億1000万円、当期純利益は同50.4%減の73億6400万円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。