住友金属鉱山、09年中期経営計画を策定…3つのコアビジネス

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住友金属鉱山は、長期ビジョンとその達成に向けて2010 - 12年の2009年中期経営計画(2009中計)を策定した。

2009中計では、2003年に策定した中計以降の成長戦略の総仕上げとするとともに、次期中計以降も見据えて成長戦略をさらに発展・強化させ、企業価値の一層の向上をはかる経営戦略を策定した。

同社の事業環境は、BRICS、特に中国の経済成長とそれによる非鉄金属の需要増加と資源獲得競争の激化、地球規模で環境・エネルギー関連事業の重要性が増すなど大きく変化しており、こうした環境変化を踏まえ、長期ビジョンを見据えてこれまでのコアビジネスである「資源」、「製錬」に加えて「材料」を加えた3つのコアビジネスに転換する。

資源事業では銅や金の海外権益の取得をさらに拡大する。製錬事業では、ニッケル年間10万t体制の確立に加え年間15万t体制も視野に入れて非鉄メジャーを目指す。

材料事業では、3つのコアビジネスのサプライチェーンと幅広い技術力・営業力をフルに活用して、環境・エネルギー関連事業にフォーカスして車載用・民生用の二次電池とリサイクル、太陽電池向け材料の開発や事業拡大を進めていく。

数値目標では2012年に連結営業利益850億円、経常利益1100億円、当期純利益700億円を目指す。

《レスポンス編集部》

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