凍結路でスリップ、逸脱、正面衝突で4人死傷

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11日夜、栃木県大田原市内の国道294号を走行していた乗用車が対向車線側へ逸脱。対向車線を順走していた別の乗用車と正面衝突した。この事故で順走側のクルマに乗っていた4人が死傷。警察は逸脱側のクルマを運転していた21歳の男を現行犯逮捕している。

栃木県警・大田原署によると、事故が起きたのは11日の午後8時35分ごろ。大田原市寒井(N36.54.31.0/E140.7.31.3)付近の国道294号を走行していた乗用車が対向車線側へ逸脱。対向車線を順走していた別の乗用車と正面衝突した。

順走側のクルマは大破。後部座席にシートベルト未着用の状態で同乗していたとみられる47歳の女性と9歳の男児が全身強打でまもなく死亡。運転していた那須町内に在住する45歳の男性と、助手席に同乗していた12歳の男児が打撲などの軽傷を負っている。

警察は逸脱側のクルマを運転していた同市内に在住する21歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。2人死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。

現場は片側1車線の緩やかなカーブ。当時は雪が降っており、路面にもシャーベット状の雪が約3cm積もっていた。クルマの破損状態から、警察では速度超過が原因でスリップした可能性が高いとみて調べを進めている。

《石田真一》

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