日立製作所が発表した2009年4 - 12月期(第3四半期累計)の連結決算は、当期損益が1076億7000万円の赤字だった。前年同期は3346億7000万円の赤字で、事業構造改革費用負担の減少などで赤字幅が大幅に改善した。
売上高は、前年同期比17.0%減の6兆2828億6400万円だった。電力システムなどの社会インフラは堅調に推移し在庫調整の一巡で自動車機器も回復してきたが、前半のマイナスや不採算製品の絞り込む、為替換算の影響もあって減収となった。、
営業利益は10 - 12月期は全部門で黒字化したほか、固定費削減の効果があったものの、同77.2%減の416億円だった。税引前四半期損益は525億3400万円の赤字。
通期業績見通しは売上高が同13.0%減の8兆7000億円と据え置いた。収益は事業構造改革の効果などから営業利益は同6.2%増の1350億円、税引前四半期損益が450億円の赤字、最終損益が1950億円の赤字に上方修正した。