ひき逃げ容疑者、防犯カメラが追い詰める

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今年1月、東京都杉並区内の都道で発生した死亡ひき逃げ事件について、警視庁は2日、埼玉県戸田市内に在住する61歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。現場近くに設置されていた防犯カメラの映像から車両を特定したが、男は容疑を否認している。

警視庁・交通捜査課によると、問題の事故は今年1月14日の午後11時30分ごろ発生している。杉並区高井戸東3丁目(N35.40.52.4/E139.37.7.7)付近の都道で、道路を横断しようとしていた63歳の男性がひき逃げされる事件が起きた。男性は近くの病院に収容されたが、全身を強打したことが原因で翌15日に死亡している。

警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始したが、現場近くに設置された防犯カメラが速度を上げて通過する不審な普通トラックを撮影していたことがわかった。警察では車両の特徴から、このトラックを所有する運送会社を特定。事故当日に現場付近を走行していた可能性のある車両の検分を進めたところ、うち1台の底部に事故の痕跡を確認。勤務記録から、事故当日にこのトラックを運転していた61歳の男を容疑者と断定し、自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

現場は片側2車線の直線区間で、死亡した男性が横断した場所に横断歩道は無かった。調べに対して男は「事故当日には現場付近を走行していない」、「身に覚えがない」として容疑を否認しているという。

《石田真一》

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