TSテックが発表した2009年4 - 12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比64.6%減の53億4000万円と大幅減益となった。
売上高は同31.3%減の2268億3300万円だった。中国など、一部の地域を除いてホンダからの受注が大幅に減少したことに加え、為替換算上の影響もあって減収となった。
収益では減収に伴う利益の減少や一部海外子会社での生産休止の影響で悪化、経常利益は同53.1%減の65億6200万円、当期純利益は過年度法人税を計上したこともあって同53.2%減の28億6900万円となった。
通期業績見通しは日本、中国で受注台数の増加やアジア地域でも全体的に受注台数の増加が見込まれることから上方修正した。売上高は同22.2%減の3148億円、営業利益が同44.7%減の89億円、経常利益が同29.8%減の105億円、最終利益が同0.9%減の47億円となる見通し。