「全面氷結の女神湖湖上特設コースを使い、楽しみながら滑りやすい路面での安全運転テクニックを学ぼう!」を合言葉に「2010 ice GUARD TRIPLE & PROSPEC Winter Driving School in 女神湖」が開催された。
校長には日下部保雄氏。講師陣としてPWRC=FIAプロダクションカー世界ラリー選手権や全日本ラリー選手権で活躍する奴田原文雄氏、元APRC=FIAアジア・パシフィック・ラリー選手権シリーズチャンピオンである片岡良宏氏、3名がインストラクターを勤め25名の参加ドライバーに熱の入る指導が行われた。
天候晴れ、気温−6度のコンディションで行われた。
カリキュラムとしては最初に日下部氏による講義『最新のスタッドレスタイヤについて』。午前中に基本偏(アクセルワーク、ハンドリング、ブレーキング)をしっかり体験し、午後からはカーチェイスやブレーキ・チキンレース、タイムトライアルなどといったゲームを楽しみながら学ぶ応用編となった。
今回は三菱自動車協力により、『i-MIEV』2台、『ランサー・エボリューションX』、『ギャラン・フォルティス・スポーツ』、『ギャラン・フォルティス・ラリーアート』、『ギャラン・フォルティスFF』、計6台の車両が提供された。
私は後輪駆動の電気自動車でブレーキング(フルブレーキング、スラローム)、アクセルワーク(定常円旋回や8の字)を行いハンドリングのスラローム、コーナリング)では4WDのランサーEVO XとFFに乗車し体験した。
駆動方式による車の挙動は明らかで、車の特性を十分理解し路面(氷結路面)を理解しブレーキ、アクセル、ハンドリングを楽しく学んだ。
午後からの各セクションでのタイムアタックが始まる頃には氷結路面が溶け水が浮いて、午前中のレキチャーでの氷結路面が磨かれますます滑りやすいコースとなった。
午前中の体験が生かされた午後のタイムアタックに驚かされた、参加ドライバーは悪条件のコースをスピンを行わないよう巧みにアクセルワーク、ブレーキング、ハンドリングを駆使しタイムを更新し続けた。表彰式では総合優勝や4WD部門、FR部門、FF部門と発表された。
初めて参加した受講生は「雪道や氷結路での車の挙動を学び、安全運転はもちろんですが、危険回避する技術を少し学びました」と語る。