ひき逃げ、破片から車種を特定

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今月20日に大阪府大阪市生野区内で発生した死亡ひき逃げ事件について、大阪府警は27日、同東住吉区内に在住する61歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。車当たり捜査の結果、前面部が大破した状態で放置されているクルマを発見したという。

大阪府警・交通捜査課によると、事故が起きたのは20日の午後6時30分ごろ。大阪市生野区巽東4丁目(N34.38.35.6/E135.33.41.5)付近の市道で、頭から血を流した高齢女性が倒れているのを通行人が発見。警察に届け出た。

女性は近くの病院に収容されたが、頭部強打でまもなく死亡。所持品から東大阪市内に在住する75歳の女性と判明した。女性が倒れていた現場周辺にはクルマのヘッドライトとみられる破片が散乱。警察ではクルマにひき逃げされたものと断定し、死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。破片から車種を特定し、周辺での車当たり捜査を行っていた。

この結果、同区内の駐車場で前面部の大破した軽乗用車を発見。クルマはナンバーを外された状態で放置されていたが、車台番号から所有者を特定。韓国籍を持つ61歳の男から任意で事情を聞いていたところ、容疑を大筋で認めたため、27日に自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

現場は幅員約6mの直線区間。調べに対して男は「死んだと思い、怖くなって逃げた」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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