日産、英国工場で3シフト制復活…デュアリス が人気

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英国のサンダーランド工場
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欧州日産は28日、5月から英国サンダーランド工場において、3シフト制を導入すると発表した。『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)の人気に対応する。

キャシュカイは2007年3月、欧州市場へ投入。累計セールスは約50万台というヒットを記録している。欧州向けのキャシュカイは、すべて英国サンダーランド工場製だが、2009年は20万3000台を生産し、同工場の全生産量の6割を占めた。

日産は、キャシュカイのマイナーチェンジ車の販売を3月から開始。さらなる需要の増加が予想されることから、増産に踏み切る。

対応策として5月から10月頃まで、サンダーランド工場を2シフト制から3シフト制に変更。同工場では2008年6月、夜間シフトを加えて3シフト体制としたが、販売減を受けて2009年1月、これを中止していた。3シフト制は、1年4か月ぶりの復活だ。

さらに、約400名の従業員を新規雇用。欧州日産のトレバー・マン上級副社長は、「今回の3シフト制導入により、キャシュカイをさらに早く納車できるようになる」とコメントしている。

《森脇稔》

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