日本電産トーソク、中国に新工場を建設

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中国新工場完成予想図
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日本電産トーソクは28日、中国で自動車部品を生産するため、浙江省平湖市の子会社を増資し新工場を建設すると発表した。

同社グループは、現在、自動車部品事業の生産の大部分をベトナム国ホーチミン市の子会社で行っており、CVT(無段変速機)用コントロールバルブの受注拡大を受けて6棟目となる新工場を建設中。

一方で、中国の自動車市場が急成長していることから、中国の国産自動車メーカー、中国に進出している日系自動変速機メーカーからの商談が進んでいる。こうした顧客の近くで生産するため、自動車部品事業の中国進出を決定した。

中国進出では、現在システム機器(計測機器等)を製造している浙江省平湖市の子会社の日本電産東測機器装置(浙江)の資本金を215万ドル増資して1715万ドルとし、近隣の土地7万平方mを新規に取得し新たに工場を建設する。新工場では自動変速機用の電磁弁・スプールバルブ・コントロールバルブ、CVT用のコントロールバルブを生産するとともに、今後の電気自動車につながる電動化製品に備える。投資額は当面1億ドル。新工場は2011年6月に稼動開始する予定。

《レスポンス編集部》

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