プジョー・シトロエン・ジャポンは、6月より販売が開始されるシトロエン『DS3』の概要発表に伴い、シトロエンの日本における状況と、2010年の見通しについて説明した。
プジョー・シトロエン・ジャポン代表取締役社長ティエリー・ポワラ氏は、「『C3』が2002年から08年の間に日本市場において販売され、数にして累計3200台強(C3とC3プルリエル合計)になりました。そして04年から08年の期間で『C2』が1357台日本市場で販売されています」。
このことにより、「シトロエンというブランドの市場がこの小型車分野で確立し、いかにこの市場の中で需要があるということがわかります。そこで、シトロエンブランドは1台ではなく2010年には2モデルを投入されることになったのです」と状況を語る。
『DS3』以外の投入モデルは、このモデルのベースとなっている新型C3。昨年9月のフランクフルトモーターショーで発表され、11月より欧州では発売されている。
「まず旧型との変更点は、エクステリアのサイズが変わった(若干サイズアップしている)。デザイン的に見ても、類を見ない、ライバルのいないようなモデルだと思います」とポワラ氏。
「微妙なふたつのコンビネーション、レトロとハイテックという言葉を組み合わせたものを具現化したモデルではないかと思います。そして何よりも乗り心地が素晴らしく良く、モダンでかつフレンチ感というポイントを残したシティカーなのです」
「発売は今年の5 - 6月を考えています。今年の販売目標台数は600台くらいです」とし、DS3やその他のモデルを合わせ、10年は2000台強、出来れば2500台は行きたいと語った。