富士精工が発表した2009年3-11月期(第3四半期)の連結決算は、営業損益は17億2200万円の赤字に転落した。前年同期は3億3300万円の黒字だった。
売上高は前年同期比53.5%減の66億7600万円と半減した。取引先の自動車生産台数の大幅な減少と、資材品の在庫調整、専用工作機械の投資計画中止・凍結などにより、工具類の需要減退に歯止めがかからず大幅減収となった。
損益も生産能力が過剰で、固定費負担が重く、経常損益は16億4700万円の赤字、当期損益が17億6400万円の赤字となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。