13日未明、北海道千歳市内の道央自動車道下り線を走行中のワゴン車が路外に逸脱。道路左側の斜面に乗り上げ、その弾みで転覆する事故が起きた。シートベルト未着用とみられる同乗者1人が死亡。運転者ら6人が重軽傷を負っている。
北海道警・高速隊によると、事故が起きたのは13日の午前2時5分ごろ。千歳市北信濃(N42.49.2.0/E141.37.17.0)付近の道央自動車道下り線で、走行中のワゴン車が路外に逸脱。道路左側の斜面(のり面)に乗り上げた弾みで転覆した。
クルマは大破。後部座席にシートベルト未着用で同乗していたとみられる2人が車外に投げ出され、このうち44歳の女性が頭部強打でまもなく死亡。25歳の女性も頭部強打で意識不明の重体となっている。運転していた札幌市内に在住する45歳の男性を含め、5人も打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は片側2車線の直線区間。当時は雨が降っており、路面が若干滑りやすい状態だった。警察では運転していた男性から自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞いているが、調べに対しては「路上に飛び出してきた小動物を避けようと急ハンドルを切った」などと供述しているようだ。