NECエレクトロニクスとルネサステクノロジ、合併で最終合意

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NECエレクトロニクスとルネサステクノロジは、2010年4月1日付けでを合併する契約を締結した。

両社は今年9月16日付けで事業統合することで基本合意し、詳細を詰めてきたが、合併することで最終合意した。

半導体市場は世界的な競争が激化するとともに、新興国市場の台頭といった構造変化が見込まれている。こうした事業環境を生き残るため、両社は今年4月27日以降、事業統合の検討を進めてきた。

事業統合後の新会社「ルネサスエレクトロニクス」は、マイコン、システムLSI、個別半導体という3つの製品群それぞれの分野で、これまで培ってきた強みを強化するよう開発リソースの選択と集中を進め、グローバルに高い競争力を持つ強い製品群の育成に注力する。さらに、応用製品毎にマイコンやシステムLSI、個別半導体をまとめて提供するソリューションを提案するなど、統合によるシナジー効果を追求して競争力を強化する。

合併ではルネサスの普通株式1株に対してNECエレの普通株式20.5株を割当てる。事業統合を実施するにあたってルネサスは、統合前に日立製作所、三菱電機を割当先とした総額約717億円の株主割当増資を行うほか、統合新会社は来年4月1日付けでNEC、日立、三菱電機を割当先とした総額約1346億円の第三者割当増資を実施する。

ルネサスエレクトロニクスの社長にはルネサスの赤尾泰社長、代表権を持つ会長にはNECエレの山口純史社長が就任する。

《レスポンス編集部》

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