警備員の指示を無視、歩行者をはねる

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7日午前、新潟県新潟市中央区内の市道で、工事現場にいた警備員の指示を無視して進行した軽乗用車が、横断中の歩行者をはねる事故が起きた。はねられた男性は意識不明の重体。警察はクルマを運転していた29歳の男を現行犯逮捕している。

新潟県警・新潟東署によると、事故が起きたのは7日の午前9時50分ごろ。新潟市中央区上所2丁目(N37.54.14.1/E139.2.31.1)付近の市道で、交差点を右折してきた軽乗用車が、前方の横断歩道を渡っていた60歳の男性と衝突した。

男性は近くの病院に収容されたが、頚部骨折などで意識不明の重体。後の調べで、同区内に在住する60歳の男性と判明した。警察はクルマを運転していた同市西区内に在住する29歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。

現場は信号機の設置された見通しの良い交差点。当時は現場近くでJR線の高架化に伴う道路工事が実施されており、警備員が交通整理を行っていた。警備員は横断する男性を確認し、クルマに停止するように指示したが、クルマはこれを無視して進行したという。

調べに対して男は「指示をする警備員にも、横断する男性にも気づかなかった」などと供述しているようだ。警察では脇見運転が事故の主因とみて、携帯電話使用の有無についても調べを進めている。

《石田真一》

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