新日本製鐵、阪和興業は、両社と長年の取引関係を持つTatt Giapグループとの間で、マレーシアの電気亜鉛メッキ鋼板製造会社E-Galv・スチール・インダストリーズに資本参加することで合意した。
新日鉄と阪和興業は、12月末を目処に、同グループ傘下のコイルセンターでE-Galv Steelの筆頭株主であるTatt Giap Steel CentreからE-Galv Steelの発行済株式を譲り受け、それぞれ10%、15%を取得する。E-Galvは社名を「ニッポン・EGalv・スチール」に変更する。
両社は資本参加を通じて同グループとの信頼関係の強化し、取引関係の拡大を図るとともに、E-Galv Steelへの素材としての冷延鋼板の安定的な供給、必要に応じた同社への技術供与を図る。
これによって日系をはじめとするマレーシア家電需要家に電気亜鉛メッキ鋼板の供給体制を構築していく方針だ。