日本精工は3日、用途が拡大しているローラガイドRAシリーズに新たに微予圧品を開発した。
液晶製造設備や搬送装置で大型化や長寿命のニーズが高まっており、ボールガイドから負荷容量の大きいローラガイドへの切り替えが進んでいる。市場では、工作機械用途と比べ要求走行距離は7倍以上で、一層の長寿命が求められている。
ローラガイドには剛性を高めるために予圧が与えられている。予圧荷重が大きいほど高剛性を実現できるが、必要以上の予圧は寿命に影響を与える。
同社は、液晶製造設備や搬送装置の更なる長寿命化ニーズに対応するため、予圧荷重を最適化した微予圧品を開発し、ローラガイドRAシリーズに追加した。
同社は、2010年1月から販売を開始し、2011年にはローラガイド全体で30億円の売上を目指す。また、新製品を12月2日から4日まで開催される「セミコン・ジャパン2009」に出展する。