横浜ゴム、エコシップ・モーダルシフト優良事業者に認定

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  • 表彰状を手にする鈴木伸一常務執行役員(中央左)と近藤成俊タイヤ販売物流部長(左端)

横浜ゴムは、国土交通省が中心となって推進する「エコシップマーク認定制度」で「エコシップ・モーダルシフト優良事業者」の認定を受け、11月27日に国土交通省海事局長から表彰状を授与された。同認定の取得はタイヤ業界では初めて。

エコシップマーク認定制度は、同省海事局、海運事業者で組織するエコシップ・モーダルシフト事業実行委員会が2008年7月に立ち上げた制度で、陸上輸送に比べCO2排出量とエネルギー使用量を大幅に削減できる海上輸送へのモーダルシフトを推進している事業者を認定する制度。認定されると、商品やカタログ、梱包材、輸送機器をはじめ、ホームページ・広告などに「エコシップマーク」を表示することができる。

今回、横浜ゴムは国内物流で2009年度からタイヤ輸送に空コンテナの回送を活用した内航船による海上輸送を取り入れたほか、広範囲をカバーする輸送モードの確立を通して海上輸送モーダルシフトの新たな可能性を追求していることなどが評価され、認定された。

同社は物流部門で「エネルギー効率で年率1%削減」を目標に掲げ、全社統合の集計システムを活用し、CO2排出量の削減とエネルギー効率の向上を図っている。2009年度上期はタイヤ製品輸送で遠隔地へのフェリー便利用を前年度比2.1%増加し、現在はタイヤ国内輸送全体の21%を海上輸送で利用している。これによってCO2排出量を前年度に比べ年間約160トン削減した計算になる。

同社では今後も、海上、鉄道輸送の拡大や工場から販売会社・営業所への直送拡大、工場間輸送の効率化、ミルクラン方式の拡大などを進め、環境負荷の少ない物流を構築していく。

《レスポンス編集部》

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