日鉱金属と三井金属鉱業の合弁銅事業会社のパンパシフィック・カッパー(PPC)は、ペルー共和国ケチュア銅鉱床開発プロジェクトの事業化調査(FS)に移行すると発表した。
2009年1月からFSの予備調査を実施して概念設計、生産計画設計、これらに基づく経済性評価を実施するとともに、追加ボーリングの実施による鉱量計算の精度向上を実施してきたが、経済性ある開発の可能性が見込まれると判断、FSに移行する。
FSは12月から2011年1月まで実施する。最終鉱量計算、設備の基本設計、環境認可取得、経済評価を行い最終投資判断が可能となるような計画を策定する。
FSの結果、開発を決定した場合、プロジェクトは現時点で稼行期間17年、総生産量は銅130万トンが見込まれるとしている。また、生産される銅精鉱はPPCグループの製錬所へ供給する予定。