26日早朝、富山県富山市内の市道で、交差点を進行していた乗用車と軽乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。軽乗用車は大破し、乗っていた2人が収容先の病院で死亡。警察は乗用車を運転していた25歳の男を逮捕している。
富山県警・富山南署によると、事故が起きたのは26日の午前6時10分ごろ。富山市馬瀬口(N36.37.19.7/E137.17.5.3)付近の市道で、交差点を進行していた乗用車と軽乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。
衝突によって軽乗用車は大破。乗っていた2人は車外に投げ出され、運転していた同市内に在住する74歳の男性が腰骨の骨折と外傷性ショックが原因で約6時間後に収容先の病院で死亡。助手席に同乗していた71歳の女性も頭部を強打。意識不明の状態で病院に収容されたが、約8時間後に死亡した。
警察は乗用車を運転していた立山町内に在住する25歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。2人死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。
現場は信号機の無い交差点。一時停止義務は軽乗用車側にあったが、衝突の状況から止まらずに交差点へ進入した可能性が高いという。逮捕された男は調べに対して「ボーッとしていた」などと供述しており、漫然運転だったとみられている。