デンソーウェーブは、制御系設計・組込システム開発ツールの大手メーカーのナショナルインスツルメンツ(NI)と新規市場開拓のための相互協力で合意したと25日に発表した。
両社は今後、共同で試験・計測業界、製造業界での新たな市場を開拓するため、NIの計測技術と、デンソーウェーブの高精度で高速動作が可能なロボット技術の融合を目指す。
パートナーシップの皮切りとして、今回デンソーウェーブで開発、生産しているデンソーロボットのプログラミングに適したLabVIEWツールキット「ImagingLab ロボティクス・ライブラリィ・フォー・デンソー」を発売する。同ツールキットによってロボットをはじめとする機器の制御に必要な動作をNI LabVIEWアプリケーションに統合することが可能となり、現行の製造環境の効率化を図ることが可能となる。
また、複雑なロボットのプログラミングに関する専門知識がなくても、試験や学術研究、精密品製造の自動化といった新しいタイプのシステムやアプリケーションにロボット技術を組み込めるようになる。